世界は愛と光に包まれている。

感情、心の世界の探究、叶えたい夢をサポート、応援します。

家族から学んだこと。

私は5歳の時に、大好きな父を突然 病気で亡くし、立ち会うことが出来ませんでした。

ショックが大きくて、言葉に出来ず、泣くことも出来ませんでした。

 

私は、母が大好きでしたが、好きと同じくらい恨んでいました。

なぜか 許せない感情をもっていました。

そして そう思ってしまう自分も許せませんでした。

 

私が20歳の時に 弟を自死で失くしました。

弟は高校を退学し、一人で東京へ行きました。

しばらく連絡がなくなり、母が気になって弟のいるアパートへ一人で向かいました。

東京の町を彷徨い、なんとか弟の遺骨を探し出すことができました。

東京は、自殺する方が多く、身元不明の遺体は暫く保管して、保管期間が過ぎると廃棄されます。

母のお陰で、なんとか間に合いました。

 

お葬式は東京で 叔父さんと母と兄と私の4人でしました。

気づかなかった、何も出来なかった自分を責め続けました。

 

私は2度も 大好きな家族を失うことの大きさを知りました。

 

 

その後、我が家に子犬が来ました。

ハッピーと名付け、新しい家族となり、私の家族にささやかな喜びと癒しがもたらされました。

 

16年間一緒にいてくれたハッピーの最後は、私の膝の上で、隣には母がいて、最後を観ることが出来ました。

 

悲しみと同じくらい 感謝の気持ちが溢れてきました。

そして 動物嫌いで飼うことを反対していた兄もハッピーを愛していました。

 

お葬式は ハッピーを囲んで 3人でしました。

お別れの挨拶ができました。

 

ずっと ずっと 私たち家族を癒してくれました。

 

そして 父も弟もハッピーも他界してからは 

近くで見守ってくれていることを時々 感じることがあります。

 

私が数年前に鬱になった時は、兄も母も

逃げずに 家族でいてくれました。

 

何があっても 何をいっても

最後まで 諦めずに 側にいてくれました。

 

私は、家族から 大きな試練と気づき、

そして 大きな愛を学んでいます。

 

私は母から自立して 家族のためではなく、

罪悪感や犠牲ではなく、

自分の為に生きることを決めました。

 

私は去年、コロナの期間中に ご先祖さま調べを始めました。

市役所、母が結婚する際に受け取った過去帳、父方の祖父が調べた手書きのメモを頼りに400年前までのご先祖さまに辿りつくことができました。

 

そこには 戦争で亡くなられた方や若くして亡くなった命が、人から人へ受け継がれ、繋がって、私に繋がっていました。

 

村の歴史や命をかけた争い、村を守り、今に受け継がれている精神、

教科書には載らない真実を知ることができました。

 

ご先祖さまから頂いた命。

感謝して、大切にします。

 

ご先祖さまは、みんなの幸せを願っています。